200m – 1,000m
中深層/薄光層
Twilight Zone
太陽光が弱まり、光合成を支えるには足りなくなる層です。ここで昼を過ごし、夜には浅い海へ餌を求めて移動する動物もいます。生物の居場所は深さだけでなく時刻によっても変わります。
環境の目安
深さの境界は説明のための目安です。光の届き方は海水の透明度などで変わり、水温は海域によって異なります。水圧は海面の約1気圧に、水深10mにつき約1気圧を加えた概算です。11,000mは図の丸めた下端で、最深部の実測値ではありません。
| 水深 | 200m – 1,000m |
|---|---|
| 水温 | 海域・深さで変化 |
| 水圧 | 約21〜101気圧 |
| 光環境 | 弱い太陽光。光合成を支えるには不足 |
この深さを読むポイント
- 日周鉛直移動は、表層で餌を得ることと、目で獲物を探す捕食者を避けることの両立として研究されています。
- 「生物発光が多い」ことと「この層の生物の90%が光る」ことは同じではありません。割合には観測場所と対象の指定が必要です。
観測記録を読むときに
生物の撮影記録では水深とともに昼夜を確認します。ひとつの撮影深度が、その生物の生息範囲全体を表すわけではありません。
出典と確認日
本文・環境の目安を確認:。生物カードは図鑑の掲載データへの案内で、生息分布の網羅的な調査ではありません。
- NOAA:海に光はどこまで届くか — 深度帯の区分と太陽光
- NOAA:水深と圧力 — 約10mごとに1気圧増えるという概算
- MBARI:日周鉛直移動と捕食者 — 昼夜の移動とその理由
このゾーンの生物

ダイオウイカ
Giant Squid
300–1000m
チョウチンアンコウ
Pacific Footballfish
613–1200m
コウモリダコ
Vampire Squid
600–900m
デメニギス
Barreleye Fish
600–800mメンダコ
Mendako (Opisthoteuthis depressa)
200–1000mテンガンムネエソ
Half-naked Hatchetfish
100–700m
ラブカ
Frilled Shark
20–1500mオウムガイ
Nautilus
70–700m
シーラカンス
Coelacanth
150–700mリュウグウノツカイ
Slender Oarfish
100–700m
ミツクリザメ
Goblin Shark
270–1300m
メガマウスザメ
Megamouth Shark
5–600mよくある質問
- 中深層/薄光層の水深はどれくらい?
- 中深層/薄光層(Twilight Zone)は水深200〜1,000mのゾーンです。水圧の概算は約21〜101気圧です。境界は目安であり、環境は海域により異なります。
- 中深層/薄光層にはどんな生物がいる?
- 中深層/薄光層にはダイオウイカ、チョウチンアンコウ、コウモリダコ、デメニギス、メンダコ、テンガンムネエソ、ラブカ、オウムガイ、シーラカンス、リュウグウノツカイ、ミツクリザメ、メガマウスザメなどが生息しています。太陽光が弱まり、光合成を支えるには足りなくなる層です。ここで昼を過ごし、夜には浅い海へ餌を求めて移動する動物もいます。生物の居場所は深さだけでなく時刻によっても変わります。
- 中深層/薄光層の環境はどのような特徴がある?
- 中深層/薄光層の水温は海域・深さで変化、水圧の概算は約21〜101気圧です。光環境は「弱い太陽光。光合成を支えるには不足」という特徴があります。