SUBSEA DEEP OCEAN EXPLORER
STATUS: ONLINE

35.6°N 139.7°E
DEPTH
0m
SURFACE

Zones 深海ゾーン

水面から超深海まで — 深海の5つの世界を探検

海は深さによって光と水圧が変わります。気になる水深を入力してから、5つの層の違いを読んでみましょう。表層は通常、深海に含めませんが、比較の出発点として掲載しています。

この水深はどんな世界?

0〜11,000mの水深から、深度帯・太陽光・水圧の目安を調べられます。

入力を使わず、下の5つの層の解説からも光と水圧を比較できます。

1,000m:漸深層/深夜層

太陽光は届かない。生物発光が見られる

水圧の概算:約101気圧(海面の大気圧を含む)

この深度帯の解説と出典を読む →

計算は「1+水深(m)÷10」気圧。NOAAの約10mで1気圧増える説明を使った学習用の概算です。水温・塩分・重力などによる違いは計算せず、潜水や機器設計の判断には使えません。境界の水深は深い側の層に表示します。

深さの境界は説明のための目安です。光の届き方は海水の透明度などで変わり、水温は海域によって異なります。水圧は海面の約1気圧に、水深10mにつき約1気圧を加えた概算です。11,000mは図の丸めた下端で、最深部の実測値ではありません。

Sunlight Zone
0m
表層/日光層 — 光あふれる世界
0m – 200m

表層/日光層Sunlight Zone

植物プランクトンなどが光合成を行う明るい海の層です。ここは通常「深海」に含めませんが、下の層へ沈む有機物の出発点として紹介します。約200mという境界は目安で、すべての海で同じ深さまで光合成ができるわけではありません。

水温海域・季節で大きく変化水圧約1〜21気圧光光合成を支える太陽光(到達深度は海域による)

この深度帯の生物

!海洋での光合成は地球全体の酸素生産の約半分を担うと推定されています。ただし海の生物も酸素を消費するため、大気への純供給量とは異なります。
表層から中深層へ
Twilight Zone
200m
中深層/薄光層 — 光が消え始める境界
200m – 1,000m

中深層/薄光層Twilight Zone

太陽光が弱まり、光合成を支えるには足りなくなる層です。ここで昼を過ごし、夜には浅い海へ餌を求めて移動する動物もいます。生物の居場所は深さだけでなく時刻によっても変わります。

水温海域・深さで変化水圧約21〜101気圧光弱い太陽光。光合成を支えるには不足
!日周鉛直移動は、表層で餌を得ることと、目で獲物を探す捕食者を避けることの両立として研究されています。
中深層から深夜層へ
Midnight Zone
1,000m
漸深層/深夜層 — 完全な闇の世界
1,000m – 4,000m

漸深層/深夜層Midnight Zone

太陽光の届かない層です。生物がつくる光は、獲物や仲間との関わりに使われます。上層から沈むマリンスノーも食物網を支えています。海底とは限らず、さらに下に水の層が続く場所もあります。

水温一般に低温(海域による)水圧約101〜401気圧光太陽光は届かない。生物発光が見られる
!2017年のモントレー湾周辺の研究では、0〜3,900mの1cmを超す浮遊・遊泳動物について、発光能力不明を除いた集計で76%が発光する、または発光すると考えられる群でした。深夜層だけの割合でも、全深海生物の割合でもありません。
深夜層から深海層へ
Abyssal Zone
4,000m
深海層 — 極限の深海平原
4,000m – 6,000m

深海層Abyssal Zone

水深4,000〜6,000mの層で、広い深海平原が見られる深さでもあります。暗く冷たい海では、上から沈む有機物が重要な食料になります。熱水噴出孔は局所的な別の環境であり、この層全体が熱水の生態系というわけではありません。

水温一般に低温(熱水の噴出温度とは別)水圧約401〜601気圧光太陽光は届かない

この深度帯の生物

!熱水噴出孔では、海底から噴き出す熱い流体と周囲の冷たい海水を区別する必要があります。噴出温度をそのまま深海の水温としては使えません。
深海層から超深海へ
Hadal Zone
6,000m
超深海/ハダル帯 — 地球で最も深い場所
6,000m – 11,000m

超深海/ハダル帯Hadal Zone

6,000mより深い海溝などの領域です。最深部として知られるマリアナ海溝のチャレンジャー海淵について、2021年の研究は2020年の観測から海底深度10,935m(95%信頼区間で±6m)を報告しました。海底の測深値と、潜水艇が潜った深さは区別して読みます。

水温一般に低温(海域による)水圧約601〜1,101気圧光太陽光は届かない
!深度の数値を比較するには、測定地点、方法、基準面、誤差を確認する必要があります。末尾の数字だけで記録の新旧や優劣は決まりません。
Sea Floor
11,000m
図の下端(丸めた目安)— 海底の実測値ではありません

深海の記事で混同しやすい4つのこと

1

地形図を作る測量と、カメラで生物や海底を観察する調査は別です。「未探査の割合」を読むときは、何を測った割合かを確かめます。

2

生息水深と撮影された水深は別です。昼夜で移動する生物もいるので、1回の観察から分布全体を決めつけません。

3

熱水の噴出温度は、周囲の海水の温度とは別です。深さの区分だけで熱水域の有無は分かりません。

4

深海層は水の層、深海平原は海底の地形です。同じ深さにあっても、海中と海底では見る対象が変わります。

出典と確認日

確認日:。各ゾーンの詳細にも、どの説明に対応する資料かを記載しています。

NOAA:海洋の測量と観察の違い