リミッティング・ファクター
DSV Limiting Factor
世界で初めて、五大洋すべての最深点に到達した「反復利用できる」有人潜水艇。それまでの最深部到達艇が一度きりだったのに対し、本艇は何度でも超深海へ潜れる頑丈さを備え、深海探査を日常的な調査へと変えました。
トリエステ
Trieste
人類で初めてマリアナ海溝の最深部に到達した有人潜水艇。ガソリンを浮力材として使う「バチスカーフ」型で、巨大な浮力タンクの下に小さな耐圧球を吊り下げた構造をしています。1960年に史上初の超深海有人潜航を成し遂げました。
かいこう
Kaikō
世界で初めてマリアナ海溝の最深部に到達した無人探査機。母船とケーブルでつながれ、船上のパイロットが遠隔操作します。1995年にチャレンジャー海淵の水深10,911mへ到達し、超深海の映像と試料を採取しました。
奮闘者号
Fendouzhe
中国がマリアナ海溝の最深部到達のために開発した、1万m級の有人潜水調査船。3名が乗り込み、超深海でも長時間の調査ができるよう設計されています。中国を、自国の有人艇で最深部に到達した数少ない国のひとつにしました。
ディープシー・チャレンジャー
Deepsea Challenger
映画監督ジェームズ・キャメロンが、たった一人でマリアナ海溝の最深部に挑むために造らせた縦長の有人潜水艇。垂直に立った魚雷のような形で、海面から急降下して短時間で最深部へ到達できるよう設計されました。
ちきゅう
Chikyū
海底のさらに深く、地下を掘り進むための巨大な掘削船。船の中央に高さ約70mのやぐら(デリック)を備え、ライザー掘削という技術で海底下数千mまでドリルを伸ばします。地震発生帯やマントルに迫る掘削を目指す、世界有数の科学掘削船です。
蛟龍号
Jiaolong
中国が独自に開発した有人潜水調査船。2012年に水深7,000mを超える潜航に成功し、中国の深海探査能力を世界に示しました。資源探査や深海生物の調査を目的に運用されています。
しんかい6500
Shinkai 6500
水深6,500mまで潜れる、日本を代表する有人潜水調査船。就航当時は世界最深クラスの潜航能力を誇りました。チタン合金製の直径2mの耐圧殻に3名が乗り込み、深海の地形・生物・地質を直接観察します。2012年の改修で航行性能が向上し、現在も世界中の深海調査で活躍しています。
アルビン号
DSV Alvin
半世紀以上にわたり現役を続ける、世界で最も有名な有人潜水調査船のひとつ。度重なる改修で潜航能力を高め、現在は水深6,500mまで潜れます。深海科学の数々の歴史的発見の現場に立ち会ってきました。
ジェイソン
ROV Jason
母船から長時間連続で運用できる無人探査機。中継機メデイアと組み合わせて使い、ケーブルのゆれを吸収しながら海底で安定した精密作業を行います。研究者が船上から長時間かけてじっくり深海を調べられます。
ノチール
Nautile
水深6,000mまで潜れるフランスの有人潜水調査船。深海の調査だけでなく、沈没船や水中の遺物の調査・回収でも知られ、繊細な作業を得意とします。世界の海底の約97%に到達できる潜航能力を持ちます。
ミール
Mir
ミール1号・ミール2号の2隻一組で運用される、ロシアの有人潜水調査船。2隻同時に潜って互いを照らし合うことで、暗い深海でも大規模な撮影や調査ができるのが特徴でした。映画の撮影でも活躍しました。
うらしま
Urashima
ケーブルでつながず、自分で考えて泳ぐ自律型無人探査機(AUV)。あらかじめ与えられた計画に従って広い海底を自動で測量し、地形や水質のデータを収集します。長距離・長時間の連続調査ができるのが特徴です。
ハイパードルフィン
Hyper-Dolphin
高精細カメラとマニピュレータ(ロボットアーム)を備えた無人探査機。水深3,000mまで潜り、繊細な深海生物の採取や海底の精密観察を得意とします。鮮明な映像で深海の生態を記録し、研究だけでなく一般向けの深海映像でも活躍しています。
しんかい2000
Shinkai 2000
日本で初めて本格運用された有人潜水調査船。水深2,000mまで潜航でき、しんかい6500が登場するまで日本の深海調査の主力を務めました。相模湾や沖縄トラフの熱水域などで多くの成果を上げ、後継機開発の礎となりました。
バチスフェア
Bathysphere
人類が初めて深海の生物を生きたまま観察した、鋼鉄製の球形潜水装置。動力は持たず、船からケーブルで吊り下げられて昇り降りします。狭い球の中から小さな窓ごしに、それまで誰も見たことのない深海の世界をのぞきました。